

鷲尾家歴史研究会
「二水記」を読む会
最新情報
鷲尾家歴史研究会について
鷲尾家歴史研究会は、ほぼ毎月一回、平安神宮にて室町時代の公家、鷲尾隆康卿の日記、「二水記」を輪読しております。講師に中世史の大家、下坂守先生をお迎えし、鷲尾隆久 宮司のご臨席のもと、じっくりと時間をかけて「二水記」を読み込み、日記に秘められた様々な情報を読み解いてゆくことを目指しております。
「二水記」とは
『二水記』は、室町時代後期―戦国時代初期に宮廷に仕えた公家・鷲尾隆康(わしお たかやす/1485–1533)が記した日記で、永正元年(1504)から天文2年(1533)2月までの約30年間にわたる記事を収めています(途中に欠年あり)。書名は執筆を始めた元号「永正」の「永」を「二」と「水」に分解した雅称です。
応仁の乱後の京都は政治・経済・宗教の混乱が続き、公家社会も急速に衰退します。『二水記』は没落してゆく堂上家の日常や苦悩、貴族層の人間関係、幕府との交渉、寺社参詣・祭礼の実態などを赤裸々に伝える第一級史料です。また、隆康が途絶えていた朝儀復興に深く関与したため、有職故実や儀礼・装束の記事が豊富で、中世後期の宮廷儀礼研究に欠かせない史料となっております。
鷲尾家とは
鷲尾家(わしのおけ/わしおけ)は、藤原北家四条流を源流とする公家・華族の家柄で、家祖は鎌倉中期に権大納言 四条隆親の三男・隆良(たかよし)と伝えられます。宿所があった東山の鷲尾にちなみ家名を称し、家格は公家では羽林家、明治以降の華族制度では伯爵家に列しました。
鷲尾家は有職故実・神楽の家職を受け継ぎ、宮中儀礼や祭祀に通じた家として位置づけられています。
幕末から明治期の当主・鷲尾隆聚(たかあつ)は戊辰戦争で大総督府参謀などを務めた功績で賞典を受け、維新後は陸軍少将・五条県知事・愛知県知事・元老院議官など要職に就任しました。
現当主である鷲尾隆久氏は、2021年、平安神宮の宮司職に就任されました。




